世界のスポーツ競技者人口とeスポーツ!?

2016.07.23

世界のスポーツ競技者人口とeスポーツ!?の写真

日本国内のスポーツは

日本国内ではプロ野球を始め、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ラグビーと、2020年に開催されるオリンピックが日本に決まってからは、様々なスポーツのメディア露出が多くなった。日常会話の中で、“昨日の試合どうだった?○○○のプレーかっこよかったね!”、など話題になり、スポーツが身近な環境になっている。より一層オリンピックに向けて、ニュースの話題や関連商品の購買頻度が高まり、スポーツに興味を示す人口の増加と、実際に競技参加し始める方々も増えるのではないだろうか?
 
 

世界の競技者人口は

このような社会的ムーブメントの中で、世界のスポーツ競技者人口はどれくらいいるのか?どのスポーツ競技者が多いのか?調べてみた。
 

◆バスケットボール 4億5,000万人

世界一の競技者人口。男子バスケットのイメージが強いが、女子バスケットが非常に普及していることが1位の理由に挙げられる。
バスケットの本場アメリカではWNBA、http://www.wnba.com/ 
日本ではWJBLという女子バスケットボールリーグが存在している。http://www.wjbl.org/pc_index_html
 
バスケットボール
 

◆サッカー 2億5,000万人

近年、Jリーグの海外移籍選手の話題や海外プレミアリーグなどの放映から目にすることが多いが、そのうち日本競技者人口は、750万人程度しかいない。
 

◆クリケット 1億数千万人

クリケットってどんなスポーツ?という方も日本では多いのでは。イギリス発祥のスポーツで、
植民地だったインドや南アフリカ、オーストラリアを中心に広まり、アジアではインドで人気がある。
 

◆テニス 1億1,000万人

10~40歳代は競技として、それ以上の年齢でも体力作り、健康維持の一環としてテニスをする方が多く、老若男女問わず親しまれるスポーツである。
 

◆ゴルフ 6,500万人

世界的にも人気なスポーツで、日本とアメリカが競技者人口の大半を占めると言われている。
日本ではJGTO(日本ゴルフツアー機構)、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)。アメリカではPGA(全米ゴルフ協会)、USLPGA(全米女子プロゴルフ協会)が主な組織団体である。
 
日本では馴染みのないクリケットだが、世界の視点からみると競技者人口が3位である。さらに、上記ランキングには記載していないが、人口7,000万人規模のプロスポーツが存在することをご存じだろうか?それがeスポーツだ。
 
 

eスポーツとは

Electronic Sportsの略で、電子ビデオゲームで競い合うスポーツである。例えば、シューティングで競い合ったり、参加型のバーチャルリアルタイムで戦略的に協力し合う、デジタル対人スポーツなどが挙げられる。
 
eスポーツ
 
 

内容

世界では職業プロゲーマーが確立しており、アメリカやアジア圏(特に韓国)に多い。プロを名乗る競技者が約1万近くいると言われている。2013年にロサンゼルスで開催された大会では、優勝賞金が1億円!賞金総額5億円だった。参加者も数万人規模と、一般的に考え付くスポーツとは異次元の世界で繰り広げられるのがeスポーツだ。
 
 

日本の課題

・日本でプロゲーマーというと、オタク?として敬遠される風潮(レッテル)がある。
・プロゲーマーはいるが、それだけでは食っていけない。
なぜなら日本国内のプロゲーマーの母数が少なく、広告媒体の費用対効果が低い。
・企業スポンサーも参入価値を見出せない。よって、認知も広がらず、プロを目指す人も増えない状況。
 
このような課題があるにも拘らず、日本人初のプロゲーマーとして認められ、2010年には“世界で最も長く賞金を稼いているプロゲーマー”としてギネス認定されたのが梅原大吾選手。アメリカのデバイスメーカーがメインスポンサーとして付いており、プロゲーマーとして知名度を獲得した。このスポーツ業界では世界的な有名人だ。 
*メインスポンサー企業 http://www.madcatz.co.jp/
 
 

今後の兆し

2016年7月6日にアメリカで先行配信された“ポケモンGO”。スマートフォンGPSと位置情報と連動し、街角や公園などに行ってポケモンを捕まえたり、戦わせたりする。配信当日から400~500万ダウンロード/日を達成しており社会現象となっている。日本でも7月22日配信開始された。今、私たちはデジタルデバイスと共存して生活を送っており、いつでも、どこでも、誰とでも、コンタクトをとれる環境にあり、デジタルデバイス利用者は増えていくと考えられる。体全体を動かすスポーツとは異なるが、瞬発力、判断力、行動力を司る脳力は同様であり、“力”として発揮するのではなく、デジタル上で“力を表現”するので、体を動かすことが苦手な方も、eスポーツ競技者として参加できるはずだ。

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